インプラント1本埋入
インプラント治療に対して多くの方がイメージされる、1本だけ失った歯のところにインプラントをセットする治療です。本来の歯が埋まっていた顎骨にインプラント体を1本埋入し、人工歯である上部構造を取り付けます。このように1本のインプラントは1本の歯に対して適用されるのが基本となります。
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インプラント治療
About Implant
当院のインプラント治療は、入れ歯やブリッジといったほかの治療と組み合わせるパターンも取り扱っています。患者さまの症状やご希望、ご予算などに応じて、最適な治療プランをご提案できます。なるべく費用を抑えてインプラント治療を受けたいという方も、ぜひご相談ください。
インプラント2本埋入
複数本の歯を連続して失った際、２本のインプラントでブリッジを作るという方法があります。一般的なブリッジは、歯を失ったところの両隣に残っている天然歯に被せ物をし、それを固定源にして人工歯をセットするという治療です。この固定源となる歯の役割をインプラントが担い、連結した人工歯を固定します。インプラントの本数が失った歯の本数よりも少なくなり、費用を抑えることができます。
多数歯欠損：インプラントオーバー義歯
片顎に歯がほとんど残っていないような状態に適用される治療です。失った多くの歯をすべてインプラントにするには、体への負担が大きくなるうえ、費用も高くなります。あらゆるデメリットを解消するために、入れ歯を4～6本のインプラントで固定できるのがオーバー義歯です。噛む力が強くなるうえ、歯槽骨が吸収されるのを抑えられて入れ歯が長期的に安定します。1本ずつインプラントを入れるよりも、体への負担や費用を抑えられます。
ショートインプラント
インプラント体を埋入できないほど骨の量が少ない場合、骨造成などをして骨に厚みを出さなければインプラント治療ができません。しかし、骨造成をせずにインプラント治療を行なう方法があります。それが、ショートインプラントを使った治療です。ショートインプラントは、一般的なインプラントに比べて長さが短く、薄い骨とも結合できるインプラントです。骨造成をするのに比べると手術の回数が少なく、費用も抑えられます。
抜歯即時埋入
抜くべき歯（または歯根）が残っている状態のインプラント治療は、抜歯をしてからインプラント体を埋入します。このとき、一般的には抜歯したところの傷が回復するまで2～3ヶ月ほど待ってからインプラント体を埋入しますが、抜歯即時埋入は歯を抜いた直後にインプラント体を埋入します。歯や骨の状態についての条件が限られますが、抜歯即時埋入ができれば手術回数が少なく、治療期間の短縮にもつながります。
ガイデッドサージェリー
インプラント治療の手術前に、インプラント体を埋め込む角度や深さなどによって正しい位置を設定しています。しかし、精密さを要求される治療となるため、感覚的に手術をするだけでは正確に埋入できません。そこで、シミュレーションソフトを使い設定した埋め込む位置をもとに、サージカルガイドというプレートを作製します。このガイドに沿って安全に手術を進める方法をガイデッドサージェリーと言います。
●インプラント治療を受けていただく上で知っていただきたいこと
○インプラント治療にともなう一般的なリスク・副作用
・インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
・高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・手術後、歯肉・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞（鼻腔の両側の空洞）の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
・手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
・手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
・インプラントの耐用年数は、口腔内の環境（骨・歯肉の状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など）により異なります。
・毎日の清掃が不十分だった場合、インプラント周囲炎（歯肉の腫れや骨吸収など）を引き起こすことがあります。
・外科手術が必要となります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・治療後、骨がしっかりと作られるまで半年～1年の治癒期間が必要です。
・歯周病の方、心疾患や骨粗鬆症など内科的な疾患のある方は、骨造成治療が適さないことがあります。
・口腔内の衛生状態の悪い方、顎骨が足りない方、免疫力や抵抗力が低下している方、歯周病発生リスクの高いとされる糖尿病の方、喫煙する方は、すぐに治療できないことがあります。
・日常的に服薬しているお薬などが治療に影響することがあります。
・サイナスリフト・ソケットリフトの処置にあたり、上顎洞粘膜（シュナイダー膜）が破れる可能性があります。破れた状態により手術を中断する場合もあります。その場合、手術後に抗生剤を服用して感染を予防し、膜が自然に治癒するまで待ちます。また、術後に鼻閉感を生じる場合もありますが、長く続くようでしたら耳鼻科への受診をお勧めします。
・体調や細菌感染により、骨補填材と骨とが結合しない場合があります。この場合、原因を取り除き再治療を行ないます。
・骨の成長途中である18歳未満の方、妊娠中の方は治療が受けられません。
・移植した歯が生着せずに脱落することがあります。
・移植した歯の歯根が吸収されることがあります。
・術後の移植床周囲の炎症や疼痛、感染などが起こることがあります。
・外科手術をともなうため、術後に痛みや腫れ、違和感が出ることがあります。
・人体に影響しない程度（0.15dB以下）の、ごくわずかな被ばくがあります。
・妊娠中または妊娠の可能性のある方は検査を受けられないことがあります。